2005年06月17日

「河北省村民襲撃事件」あんたはエライ!

 なんだか騒々しい。
 などと思ったら、先日中国河北省で起きた村民襲撃事件の映像がNHKで流れていた。

 いやぁ、やっておりますなぁ。
 なんでも、200−300人の武装グループによる襲撃だそうで。武装グループといっても、「河北国華定州発電所」の建設工事に地方から集まった労働者である。

 サーチナの記事には「襲撃犯らは迷彩服を着てヘルメットをかぶり・・・」などと書かれているため、組織立った犯行のような印象を受ける。
 しかし、あちらで迷彩服は人民解放軍のPX(大抵軍施設の外にあるのですが)で売られている一番お安い「作業着」であり、いわゆる労働者御用達なのだ。

 もっとも、市側がそそのかした可能性が大きく、現に定州市の市長と市共産党書記が更迭されたそうだ。

 襲撃の映像は村民がホームビデオで撮ったらしい。

「あの混乱の中、よくぞビデオを回した。」

 と褒めてやりたいが、一番褒めたいのはそのビデオを国内ではなく海外のメディアに渡した点だろう。新華社では絶対にお蔵入りである。
 時期が時期だけに、「国家の恥」をさらしてくれた撮影者よ、

 あんたはエライ!


 私が中国在住の頃、「怖い」と思ったことが一回だけあった。
続きを読む
posted by 中華屋 at 22:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 中国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月15日

お怒りは、ごもっともです。

 中国関係の情報をつらつらと斜め読みしていたところ、このようなブログを見つけた。

 中華的生活「多少銭?」

 執筆者である「らん」女子の「魔大陸中国で中国人に囲まれ女一人(+犬一匹)で逞しく生きてます。」というプロフィールがなんとも泣かせるではないか。らん女子の驚きと戸惑い、そして怒りがストレートに伝わってくるブログである。さぞ大変なことであろう。心中お察し申し上げます。

 私の場合、語学留学→中国企業に就職という道を辿ったので、彼女ほどのカルチャーショックはなかったように思われる。いや、まぁ留学先は日本はおろか、中国の大都市から見ても驚くほどの地方都市であったが。

 彼女のブログに触発されまくって、本日は実際に経験したビジネス上の失敗談などを。
続きを読む
posted by 中華屋 at 18:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 中国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月13日

アニメ鎖国です

 中国政府が、またいやに情けないお達しをするようである。
 「ゴールデンタイムでの外国製アニメ放送禁止」だそうだ。「国産アニメの保護」が目的である。
 で、彼らの守りたい自称海外作品に追いついた「国産アニメ文化」なるものがこんなヤツである。
nata01.jpg

 '70のタツノコプロ製作ではない。そうでないことにビックリするが・・・。

 もっとも、私があちらでお世話になっていた頃の「人気国産アニメ」はこんな感じであった。
heimao01.jpg

 進歩である。進歩ではあるが、独創性は?
 子供たちが外国製アニメを見ることは、なんら問題がないと思うんですよ。というか、次世代のクリエーターを育てるためにも必要ではないかと。
 そうして、外国製アニメで育った子供たちが、「もっとスゴイのが作りたい。中国的視点で。」と思うことがこの分野には必要でないかと。まぁ老婆心ですが。

 さて、この「アニメ鎖国」で今後の中国アニメがどの方向に進むのか?ひょっとして、一時期の韓国自動車メーカーのように「日本人クリエーターが週末に中国でアルバイト」などといった現象が起きるかも。



 エスプレッソが好きである。
 初めての出会いは、恥ずかしながら漫画であった。新谷かおる氏の「エリア88」だ。
 この漫画の中で主人公がエスプレッソを注文する(しかも、パリのオープンカフェで!)シーンがあった。
 地方都市のごく平均的中学生であった私には、「エスプレッソ」という言葉の響きが、なんだかとてつもなく耽美なものに思えた。
 もっとも、ごく普通の「喫茶店」しかなかった当時、「エスプレッソってなに?」という疑問は大きかったのだが。

 疑問はすぐに解決しなければならない。図書館に走った私は、エスプレッソがコーヒーの一種であること。圧力をかけて抽出すること、そしてとてつもなく「苦い」ことを知識として知ることとなる。
 大人だ、大人の飲み物だ!ホットコーヒーとアイスコーヒーの他にも「コーヒー」があることに驚いた。アルコールと違って、未成年でも飲める「大人の味」。飲みたい!飲みたいぞー!

 それからしばらく、「エスプレッソ探索」の日々が続いた。
 インターネットもタウン情報誌もない当時、情報は足で集めるしかない。喫茶店の外に置かれたショウケースやメニューを食い入るように見つめる中学生。きっと中からは「貧乏なウチの子供」に見えたであろう。ガンバレ!中学時代の私!

 そんな努力の甲斐もなく、結局「エスプレッソ」にめぐり合うことはなかった。標準的地方都市在住の中学生に「大人の世界」はなんと冷たいことであったろう。

 そして現在。街にはスタバのほかにもエスプレッソが溢れている。
 もちろんエスプレッソマシンも購入済み。もっとも、当時の情熱が冷めてしまったぶん、お安い製品ではあるが。

 「少年の頃の情熱よもう一度」というわけではないのだが、エスプレッソ用の豆を購入しようとyahoo!で検索したのがマズかった。

Espresso Love

 エスプレッソ、なんと奥の深い飲み物よ。「どんな道具が必要?」なるページを見てはいけない。うっかり見ようものなら、たちまち物欲の虜と成り果てるであろう。

 で、見てみてしまった私は、「あぁほしいねグラインダー。あると便利だねタンバー。高級機で入れれば味も専門店並みだねエスプレッソマシン・・・。」などとうわ言のようにつぶやいております。

 世に物欲の果つることなし。というわけで、まずはグラインダー購入を検討中。



デロンギ KG100 コーヒーグラインダー


 なんと挽き加減が14段階で調節可能なスイス製
 家庭用では一番とのウワサであります

 ちなみに、いきなり購入ボタンなど押さないように。情報とは自ら調べてなんぼである、と思う。ゆえにご自身で調査ご納得の上、購入されたい。
 少なくとも私であればそうするし、衝動買いをするような短絡的な、もしくは1万円札を前に思い悩んだことのないようなお金持ちのあなたとは、友達になりたくない。
posted by 中華屋 at 19:46| Comment(0) | TrackBack(1) | 中国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月18日

「反国家分裂法」は胡錦濤の踏み絵か?

 マイクロソフト社のWordを使用する機会が多い。ところが、いまだに使いこなせずにいる。 なにせ、コイツときたらお節介な機能満載である。「ええい!勝手に文章の体裁を整えるんじゃない!」とか「この言い回しでいいんだよ!俺の文章能力に不満でもあるのか!」などとアドレナリン分泌量が臨界に達することもしばしばである。
 しかもコイツのヘルプ機能ときたら、董建華なみの無能である。「いやいや、私が聞きたいのはそういうことじゃなくてですね。言い方が悪かったのかな?ええっと、質問の意味はこういうことなんですけど・・・。」などと下手にでたにもかかわらず、何度煮え湯を飲まされたことか。家電製品の取扱説明書にも言えることだが、こういうものは理系ではなく文系の頭脳で作っていただきたい。などと、理系偏重主義に文句を言ってもしかたないが・・・。

 相変わらずタイミングを外した話題で申し訳ない。
 さる3月14日、第十期全人代第三回会議において「反国家分裂法」が採択された。これを受け米下院では早速非難決議が圧倒的多数で採択されたが、この問題で熱くなっているのは台湾と米国だけという事実を浮き彫りにしたに過ぎない。
 日本を含めたアジア周辺諸国や欧州の反応は冷静である。なぜか?
 私はこれを胡錦濤が軍に対して行ったジェスチャーだと思っている。

 江沢民から中央軍事委主席を委譲された胡錦濤が、軍を尊重すると約束した証。というより人民解放軍が胡錦濤に踏ませた「踏み絵」であると思われる。

 台湾の陳水扁総統は「独立」をトーンダウンさせているのだ。統一派の宋楚瑜とも和解し、事実上台湾の独立は遠のいた。陳水扁も胡錦濤も、国内経済の安定こそが重要課題であることに違いはない。「反国家分裂法」は「あんたらの主張もある程度飲むから、ちょっと静かにしててや。」という胡錦濤の意思表示に他ならないのである。

 人民解放軍も世代交代が進み、「イデオロギーの輸出」を信奉する古参の軍人は少なくなった。新しい世代は讃・燭塙沼・韻砲茲辰討發燭蕕気譴人ザ・蔀屬砲茲辰董・咳弔隆覿箸鮗 垢剖修掘⊆・碍从僂・發燭蕕綱C・弊験茲縫疋奪廛蠅反擦・辰討い襦別杵澄∨・縞嫉里寮験茲呂△・泙埜靴靴い里世・法」

 更に生活を向上させたいが体面や権限も維持したい軍部と、テクノクラート出身で軍にあまり接点を持たない胡錦濤が「バランス」をとった結果。それが「反国家分裂法」なのである。

中国の政治・経済をもっと知りたいという酔狂な方は、まずこちら
中国動向〈2004〉

あーウザイ!中華料理が食えれば充分!という方には
中国料理秘伝帳


 このブログを映画専門だと誤解されている向きもあるようなので、今回から記事カテゴリを細分化した。まぁ、あまり意味はないと思われるが、一応念のため報告する。

posted by 中華屋 at 22:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 中国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月02日

中国の官僚腐敗

 先日ふと自分の名前をグッグってみた。
 ヒット数は2件。一つは同姓同名の刀鍛治であった。ものが「昭和初期の特注軍刀」であるから、さして有名ではないのだろう。
 もう一件は紛れも無く私のことであった。

 「○○高等学校同窓会住所不明者一覧」

 そういえば昨年、高校の同級生から「お前、同窓会名簿に不明者で載ってるぞ。」と聞いたような覚えが・・・。年賀状のやりとりで、私の住所を知っている同級生も何人かいるはずなのだが、ものぐさな人間の周りには、やはりものぐさ者が集まるようである。

 「中華屋」というネームを自ら進んで付けた以上、少々中国の話題にも触れたいと思う。

 私は数年前まで中国企業に在籍し、中国本土で働いていた。よくある「半官営」ではなく、完全な民間企業であったため、役人との接点は特に重要視された。

 初出社当日、董事長に公安局へ連れて行かれた。ある小部屋に入ると、公安の職員3人がトランプゲームをしている。机の真ん中に置かれた100元札の山から、賭博をしていることは一目瞭然である。
 あとで董事長が「あいつらは公安の中でも賭博を専門に取り締まる部署の人間なんだ。」と言って笑った。しかも1人はその部署の長であり、自ら企業を持つ経営者であるとも・・・。
 まだ若かった私は、初めて「中国」を目の当たりにしたような気分になったものである。

 当時、会社は買収先企業の労働組合と揉めており、公安局を味方に付けた会社と裁判所を味方とした労働組合の間で綱引きがおこなわれていた。
 そこにライバル企業が絡んできたりして、犯罪めいた嫌がらせが頻発するようになり、会社としては何が何でも早期解決を図らなければならなくなった。ようは市政府と共産党幹部を接待と贈り物攻勢で味方につけ、「共産党の肝いりで市政府が調停に乗り出す」と言う体裁を整えたわけである。
 こちらの裏工作の結果、何とか事態は収まったわけだが、私は非常にいい勉強をさせてもらったと今でも感謝している。

 さて、最後にためになる話を一つ。
 あなたが中国進出を果たした企業の人間だとしたら、覚えておいて頂きたい。
 たとえあなたがその地方の市政府や共産党支部のトップクラスと親しい間柄であっても、問題解決の為に真っ先に彼らに連絡を取るのはやめたほうがいい。それは、彼らの下にいる幹部クラスの恨みを買う結果となるからだ。
 あくまで下から順番に話を通す。これが面子を重んじる中国官僚とうまく付き合う方法である。
posted by 中華屋 at 18:52| Comment(2) | TrackBack(0) | 中国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。