2005年06月17日

「河北省村民襲撃事件」あんたはエライ!

 なんだか騒々しい。
 などと思ったら、先日中国河北省で起きた村民襲撃事件の映像がNHKで流れていた。

 いやぁ、やっておりますなぁ。
 なんでも、200−300人の武装グループによる襲撃だそうで。武装グループといっても、「河北国華定州発電所」の建設工事に地方から集まった労働者である。

 サーチナの記事には「襲撃犯らは迷彩服を着てヘルメットをかぶり・・・」などと書かれているため、組織立った犯行のような印象を受ける。
 しかし、あちらで迷彩服は人民解放軍のPX(大抵軍施設の外にあるのですが)で売られている一番お安い「作業着」であり、いわゆる労働者御用達なのだ。

 もっとも、市側がそそのかした可能性が大きく、現に定州市の市長と市共産党書記が更迭されたそうだ。

 襲撃の映像は村民がホームビデオで撮ったらしい。

「あの混乱の中、よくぞビデオを回した。」

 と褒めてやりたいが、一番褒めたいのはそのビデオを国内ではなく海外のメディアに渡した点だろう。新華社では絶対にお蔵入りである。
 時期が時期だけに、「国家の恥」をさらしてくれた撮影者よ、

 あんたはエライ!


 私が中国在住の頃、「怖い」と思ったことが一回だけあった。
 その日、私は同僚達と四人で上海出張に出かけた。

 いつもは飛行機であるが、誰かが「上海まで自動車でどのくらいかかると思う?」などと言い出したため、夜中に車を走らせることとなった。

 高速道路は所々しか完成していない。あとは広大な田畑の間を突っ走るのである。
 もちろん街灯などない。大きな穴もあちこちに開いている。だが昼間は

「オイオイ、こんな田舎になんで大勢いるんだよー!」

と、ある意味戸惑いさえ感じる人と自転車はほとんどいない。ヘッドライトの明かりだけを頼りにして私達は結構なスピードで走っていた。

 さて、そんな田舎道でのことである。ヘッドライトの明かりの先に、なにやら鎮座している。それまでも、道路の真ん中に故意に置いたとしか思えない石の列を見ていたので、「デッカイ石かなぁ」などとノンキに構えていた。

 ところが、近づいてみるとアーラふしぎ!なんと4-5歳くらいの子供が道路の真ん中に座っているのだ。

 すると後部座席の同僚が「スピードを上げろ!絶対止まるな!」と叫んだ。運転手も「わかってるって。大丈夫」と請負い、スピードを上げて子供から離れた場所を通り過ぎてゆく。

 「今の何?迷子?」
 と私はトンチンカンな疑問を発した。
 「こんな時間に迷子なわけないだろう。」
 確かに夜中の3時近くだ。

 「ああやって、子供が轢かれたら大勢大人が出てきて金をせびるんだ。轢かれなくても止まっただけで跳ねた石が子供にあたっただの何だのって難癖付けてくる。ヘタすると強盗だったかもしれない。」

 マジッスか?どっかの道路で、近くの村民が勝手に通行料取ってるのは知ってるけど、中国人そこまでするかい。しかも子供を危険にさらして・・・・。

 まぁ、さらってきた子供に乞食させる商売もあるくらいだから、きっとあの子もさらわれて来たんだろうなぁ。いや、そうであってほしい。実の親が主犯では、やり切れないではないか。

 日本でも凶悪犯罪が増えたといわれるが、発展途上国の犯罪者の残酷さは、やはり一味違うのである。

 ちなみに、上海までの記録は10時間であった。
posted by 中華屋 at 22:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 中国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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