2005年03月02日

中国の官僚腐敗

 先日ふと自分の名前をグッグってみた。
 ヒット数は2件。一つは同姓同名の刀鍛治であった。ものが「昭和初期の特注軍刀」であるから、さして有名ではないのだろう。
 もう一件は紛れも無く私のことであった。

 「○○高等学校同窓会住所不明者一覧」

 そういえば昨年、高校の同級生から「お前、同窓会名簿に不明者で載ってるぞ。」と聞いたような覚えが・・・。年賀状のやりとりで、私の住所を知っている同級生も何人かいるはずなのだが、ものぐさな人間の周りには、やはりものぐさ者が集まるようである。

 「中華屋」というネームを自ら進んで付けた以上、少々中国の話題にも触れたいと思う。

 私は数年前まで中国企業に在籍し、中国本土で働いていた。よくある「半官営」ではなく、完全な民間企業であったため、役人との接点は特に重要視された。

 初出社当日、董事長に公安局へ連れて行かれた。ある小部屋に入ると、公安の職員3人がトランプゲームをしている。机の真ん中に置かれた100元札の山から、賭博をしていることは一目瞭然である。
 あとで董事長が「あいつらは公安の中でも賭博を専門に取り締まる部署の人間なんだ。」と言って笑った。しかも1人はその部署の長であり、自ら企業を持つ経営者であるとも・・・。
 まだ若かった私は、初めて「中国」を目の当たりにしたような気分になったものである。

 当時、会社は買収先企業の労働組合と揉めており、公安局を味方に付けた会社と裁判所を味方とした労働組合の間で綱引きがおこなわれていた。
 そこにライバル企業が絡んできたりして、犯罪めいた嫌がらせが頻発するようになり、会社としては何が何でも早期解決を図らなければならなくなった。ようは市政府と共産党幹部を接待と贈り物攻勢で味方につけ、「共産党の肝いりで市政府が調停に乗り出す」と言う体裁を整えたわけである。
 こちらの裏工作の結果、何とか事態は収まったわけだが、私は非常にいい勉強をさせてもらったと今でも感謝している。

 さて、最後にためになる話を一つ。
 あなたが中国進出を果たした企業の人間だとしたら、覚えておいて頂きたい。
 たとえあなたがその地方の市政府や共産党支部のトップクラスと親しい間柄であっても、問題解決の為に真っ先に彼らに連絡を取るのはやめたほうがいい。それは、彼らの下にいる幹部クラスの恨みを買う結果となるからだ。
 あくまで下から順番に話を通す。これが面子を重んじる中国官僚とうまく付き合う方法である。
posted by 中華屋 at 18:52| Comment(2) | TrackBack(0) | 中国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
偉そうに他国に説教できるほど
モラルの高い国ではない日本は
特に官僚制度はな
Posted by 日本の官僚腐敗も似たようなもの at 2005年03月03日 17:13
 あぁ、コメント有難うございます。
 私のブログは、ビュー数はそこそこ多いのですが、TBやコメントを返してくれる人が少なくて・・・。いや、これもカラミづらい私の文章のせいなんですが。
Posted by 中華屋 at 2005年03月03日 18:13
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